鉄拳７へようこそ

鉄拳とは

1994年にゲームセンターのアーケードゲームから始まった「鉄拳」は先にリリースされ当時大流行し「格闘ゲーム」というジャンルを築いたカプコンの２D格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」とは一線を画したセガの３D格闘ゲーム「バーチャファイター」に触発されナムコ（現バンダイナムコ）からリリースされました。当初は先行している「バーチャファイター２」が人気を博していましたが、シリーズを重ねるごとに鉄拳シリーズのファンが増えていき家庭用ゲーム機のプレイステーションが世界的に売れたのもあり海外にも一気に知れ渡りました。鉄拳シリーズはバーチャファイターシリーズと同じように当時では最先端のCGを採用し、当時CGの最先端を走っていたアメリカのハリウッドさえも鉄拳に実装されているCGに驚くほどでした。人の形をしたポリゴンでコマンド入力に合わせた素早い動作ができるエンジンは当時セガのバーチャファイター、そこから更に引き上げたのが鉄拳です。鉄拳７ではフォートナイトをリリースしたEPIC Gamesの３D制作プラットフォームを導入した事で、よりリアルに近づいた動作の表現を可能にしました。

eスポーツとしての鉄拳

格闘ゲームのジャンルではすでに今日のeスポーツにつながる原型ができていました。インターネットが普及する前から数多くあるゲームセンターにはたくさんのプレイヤーが集まり、友人や家族だけでなく知らない人とマッチを行うことが日常茶飯事的にできました。国内では闘神祭という日本全国にあるゲームセンターから予選に参加したプレイヤー達がマッチを行い日本一を決める大会です。海外向けには鉄拳ワールドツアーが開催されており、洋の東西を問わず世界中の鉄拳プレイヤーが名声と賞金をめぐって熱い闘いを繰り広げています。すでに2020年で鉄拳１作目リリースから25周年が経ち、意外だと思われるかもしれませんが日本だけでなく、ヨーロッパとアメリカをふくむ海外でもeスポーツとして認識されていて２大eスポーツタイトルである『カウンターストライク：グローバルオフェンシブ』と『ドータ２』をリリースしたバルブ社の配信プラットフォーム兼ゲームランチャーであるスチームにおいて人気を博しています。

鉄拳７でできること

すでに25年という長い年月をかけて進化してきた鉄拳は鉄拳５DARK RESURRECTION ONLINEの時から家庭用ゲーム機（プレイステーション３）で初めてオンライン対戦ができるようになりました。鉄拳７からはPCでもプレイできるようになっているので、プレイステーション４はもちろんのこと、オンラインで世界中の鉄拳強豪達と対戦することができます。他にも、キャラクターが映えるコスチューム、小物、飾りなどのスキンもゲーム内のバトルで得たお金で購入することができます。一部スキンは攻撃用に使うことができますが、通常攻撃とくらべるとカウンターをくらいやすい場合があるのでネタとして持っているとよりゲームを楽しむ幅が広がるかもしれません。ゲームシステムでは鉄拳６より加わった「レイジ」、鉄拳７では新たに「パワークラッシュ」、「レイジアーツ」など新しい要素が加わり瀕死になっていても逆転できるのでプレイしている方も観ている方も最後までどうなるか分からない緊張感を味わうことができます！

３Dならではのステージ

３Dは日本語で３次元という意味で、大半の格闘ゲームのように前、後ろ、飛び、しゃがみという左右と上下だけの移動ではなく画面を正面に見て手前と奥に（キャラクターの視点からすると横移動）移動することができます。これによって相手の攻撃をよけた後、直ぐにカウンターに入ることができます。逆に攻撃する際も真正面からではなく、一度横移動しながら相手に攻撃する事で、相手の防御を崩す事が可能になりました。鉄拳７には大小様々なステージが登場します。一部のステージは広大で、他には無限に移動できるマップがあり、広大なステージでは吹き飛ばしや叩きつけによって数回壁や床が壊れマップの別位置に移動する仕組みになっています。