LEC2020 Spring Split

リーグオブレジェンドヨーロッパチャンピオンシップスプリングシーズン2020 

リーグオブレジェンド・ヨーロッパ・チャンピオンシップ(以下LEC)スプリングシーズンにはヨーロッパ各地より選び抜かれた優秀なeスポーツチームが10チーム在ります。レギュラーシーズン中は9週間に渡って行われ各チームが2回ずつマッチを行います。レギュラーシーズンを勝ち抜いた上位6チームがプレーオフへ進み、毎週金曜日の午後6時と土曜日の午後7時に放送されます。スプリングシーズンに出場したチームにはLECチャンピオンシップポイントが付与され、最も得点が多いチームがワールドチャンピオンシップへの2つある出場権の内1つを獲得し、その次に得点の高い3チームが最後の出場権をめぐりマッチを行います。

LEC 2020 チーム

Excel Esports
FC Schalke 04
Fnatic
G2 Esports
MAD Lions(Former : Splyce)
Misfits Gaming
origen
Rogue
SK Gaming
Team Vitality

賞金総額

90チャンピオンシップポイント+ミッドシーズンインビテーショナルの出場権+リフトライバルの出場権
70 チャンピオンシップポイント +リフトライバルの出場権
50 チャンピオンシップポイント +リフトライバルの出場権
30 チャンピオンシップポイント
10 チャンピオンシップポイント + $10,000
10 チャンピオンシップポイント + $10,000

大会形式

レギュラーシーズン
毎週全チームが2戦マッチを行う
各マッチはBO1形式で行われる
上位6チームがプレーオフへ進出
レギュラーシーズンは9週間続き、毎週全チームが2戦ずつマッチを行う
プレーオフ
1週目
1位から4位が上位層、5位6位が下位層に分かれる
最初のマッチは1位のチームが3位か4位のチームを指名して行う
次のマッチは2位のチームが1位に選ばれなかったチームとマッチを行う
最後のマッチは5位と6位の下位層で行う
2週目
1週目に上位層で負けたチームで得点が最下位のチームが下位層の勝利チームとマッチを行う
1週目に上位層で勝ったチーム同士でマッチを行う
1週目に上位層で負け3位になったチームと下位層で勝ったチームがマッチを行う
3週目
上位層で負けたチームと下位層で勝ったチームがマッチを行う
勝ったチームが上位層1位のチームとファイナルマッチを行う

注目チーム

G2 Esports
トップ: Martin “Wunder” Hansen
ジャングル: Marcin "Jankos" Jankowski
ミッド/キャリー: Rasmus “Caps” Winther
ボット/キャリー: Luka “Perkz” Perković
サポート: Mihael “Mikyx” Mehle
コーチ: Fabian “GrabbZ” Lohmann
G2 Esportsは昨年のLECスプリングとサマーシーズンだけでなくその間に開かれるミッドシーズンインビテーショナルでも優勝した常勝チームです。ワールドチャンピオンシップでは惜しくもファイナルまで進出し中国のFun Plus Phoenixと決勝で対峙し負けてしまいました。今年のロースターは前年と比べ違うのがチームの牽引役となるスタープレーヤーのPerkzとCapsの配置です。Capsは1年の休暇を経てミッドレーンへ復帰し、Perkzは彼のキャリアの中で初めてボットレーンを担当します。チーム全体としての戦略を考慮し、最適化した配置と発表しており、Perkzはヨーロッパにおけるエリートボットレーンプレーヤーとして今後の活躍が期待されており、今年もどの様な活躍を見せてくれるのか要注目です。G2 Esportsは間違いなくスプリングシーズンにおける優勝チーム候補で、LEC参加チームの中でも唯一メンバーが代わらず、このメンバーは前年よりも良い腕を上げているでしょう。幸か不幸か実力と名声を共に備えたこのチームの強さはオッズにも反映されます。
Origen
トップ: Barney “Alphari” Morris
ジャングル: Andrei “Xerxe” Dragomir
ミッド: Erlend “Nukeduck” Våtevik Holm
キャリー: Elias “Upset” Flag
サポート: Mitchell “Destiny” Shaw
コーチ: André “Guilhoto” Guilhoto
Origenは昨年のスプリングシーズンで活躍し、サマーシーズンでは思う様に実力を発揮できなかったチームです。Koldの健康問題がシーズン中に浮上し、リタイアへ追い込まれてしまいLECの歴史の中でもこの様な珍しい惨事が起きてしまいました。Koldは冬にXerxeと交代しヨーロッパリーグの中でもベストなポジションでプレーする事になりました。それに加えてPatrikがよりタフと言われるUpsetに代わりFnaticでコーチングを受けたMithyがオセアニアリーグから引き抜かれたDestinyに交代してしまいました。Destinyはヨーロッパリーグでプレーをした事がなく、これがチームにとってウィンタープレーヤーマーケットにおける唯一のリスクと考えられます。このリスクを軽減する為、Origenはシーズン開始直前にサマーシーズンに低調だったMisfits Gamingでプレーした事のあるフィンランド出身のH1IVAをチームに加えます。これによってチームの大部分のオーバーホールを行い、昨年の段階でこの変化を強みにしています。このチームはシーズン前半までは問題を多少なりとも抱えるかもしれませんが、プレーオフまでいければどのチームに当たっても果敢にプレーするでしょう。
Fnatic
トップ: Gabriël “Bwipo” Rau
ジャングル: Oscar “Selfmade” Boderek
ミッド: Tim “Nemesis” Lipovšek
キャリー: Martin “Rekkles” Larsson
サポート: Zdravets “Hylissang” Iliev Galabov
コーチ: Alfonso “Mithy” Aguirre Rodríguez
Fnaticは昨シーズンのヨーロッパリーグ内で間違いなく2番目に強いチームで、冬に起きた変化でもその実力は衰えていないと思います。Fnaticは昨年チーム内で起きた様々な問題に苦しみました。BroxahとYoungbackが諸問題を抱えている時にSelfmadeとMithyと衝突します。Selfmadeは1年の休暇を経てNemesisの所へ戻り、他のプレーヤーもBroxahと距離が近くなれば変化はそこまで問題にならないでしょう。唯一疑問なのがプレーヤーから未経験のヘッドコーチへ転身したMithyです。ですが、Fnaticとしても経験のあるメンバーをMithyのバックアップに付けると表明していますので、この変化を軽減してくれるはずです。昨年のヨーロッパリーグではFnaticが唯一リーグトップファイブメンバーを抱えるG2 Esportsと張り合える実力を持ったチームでした。この変化はよりチームの団結力を高め今シーズンのリーグ注目チームにプレッシャーを与える存在になるでしょう。G2Esportsと同じく、このチームは懸念が少なく実力もあり、高いパフォーマンスをシーズン開始からファイナルまで見せてくれるでしょう。

挑戦者チーム

FC Schalke 04
トップ: Andrei “Odoamne” Pascu
ジャングル: Erberk “Gilius” Demir
ミッド: Felix “Abbedagge” Braun
キャリー: Constantinos-Napoleon “FORG1VEN” Tzortziou
サポート: Han “Dreams” Min-cake
コーチ: Dylan Falco
Origenと同じようにSchalkeもトップとミッド以外のメンバー交代がありました。これに加えてチームの要であるキャリーを担当したUpsetがOrigenへ移り、代わりに元スタープレーヤーであり2年の徴兵を終えたFORG1VENをチームに迎えました。この変化は冬を通じてLECでも間違いなく話題性の高い出来事の1つで、看板役者でもある彼がシーズン中にどの様な活躍を見せてくれるのかとても興味深いです。今シーズンでのプレーヤー獲得トレンドは主に若年層が目立ったのですが、Shalkeはほぼその反対を取りました。他の新メンバーには韓国のDreamsが加わり、Shalkeに在籍した経験があるドイツのGiliusが加わりました。この両者は長い間LEC内で所属するチームを探していました。このロースターはひょっとしたら最終的にShalkeの潜在能力を解き放つ布陣になるかもしれません。このチームの懸念としてはFORG1VENとGiliusの評判は率直でエゴがかなり強いそうで、これがシーズンを通してチームの雰囲気を乱す可能性があるというところでしょうか。ですが、Dylan Falcoは経験豊富なコーチですので、チームの雰囲気を上手くコントロールしてくれるはずです。それに加えて個人的に彼らの特性がすでに改善されている事を望みます。このチームは大きな変化を経ており、懸念すべき点もありますが、もしDylan Falcoがチームのプレースタイルを把握できればシーズン中にトップ3になる事もできるかもしれません。もし上手くいかなくてもほぼ間違いなくプレーオフまでいけるでしょう。
Rogue
トップ: Finn “Finn” Wiestål
ジャングル: Kacper “Inspired” Słoma
ミッド: Emil “Larssen” Larsson
キャリー: Steven “Hans Sama” Liv
サポート: Oskar “Vander” Bogdan
コーチ: Simon "fredy122" Payne
昨年のRogueのスプリングシーズンは酷かったですが、このチームは期待通りその苦境を乗り越えて見事にサマーシーズンでは強豪チームの1つになりました。プレーオフにおいて若手プレーヤー達を揉む事でワールドチャンピオンシップに向けて戦う事ができました。ワールドチャンピオンシップには進めませんでしたが、今年は昨年の目標を再度達成する為再び挑戦するでしょう。チームが冬に変えた違い1つでそれが恐らく最も大きな影響を与えるアップグレードです。それは昨年プレーをスプリットしたWooliteとHeaQの二人をHans Samaというトッププレーヤーに入れ替えたからです。チームとして最小限の変更を行いましたが、チャレンジャーチームとして昨年の後半にかけて大幅に強化したと思います。個人的にはこのチームがプレーオフに進まなければ違和感を覚えます。チームの変化から見てもプレーオフでは上位層に食い込む確率が高いでしょう。

プレーオフ挑戦者チーム

Excel Esports
トップ: Ki “Expect” Dae-han
ジャングル: Marc “Caedrel” Robert Lamont
ミッド: Son “Mickey” Young-min
キャリー: Patrik “Patrik” Jírů
サポート: Tore “Tore” Hoel Eilertsen
コーチ: Joey “YoungBuck” Steltenpool
名前の通りこのチームは昨年の夏に上位層に入っていたMisfits Gamingの次に強かったチームです。それだけ語ればこのチームの強さや昨年のリーグにおけるインパクトがどれくらいだったか分かるはずです。このチームは冬にコーチングラインとキャリー/サポートのボットレーンペアを変えました。同時にボットレーナーを何度か交代しており、PatrickとToreのペアで型が出来上がりました。たくさんの人がご存じかと思いますが、Torenが前に在籍していたSplyceの頃の名前はNorskereで、Patrikは前年にOrigenでプレーしました。冬の間にボットレーンのコーチングを常勝に導くYoungBuckを付けアップグレードしました。今季もG2 Esportsが参加し、新生Fnaticが再度ヨーロッパのトップに君臨すると言われる中、この常勝コーチはどの様な戦略でリーグに臨むか楽しみです。このチームには経験豊富なプレーヤーが揃っており、更にYoungBuckの指導を受けており、その実力は優勝候補チームのプレーヤーにも引けを取らないでしょう。このチームが唯一スタートメンバーを変えずにシーズンを迎えます。もちろんプレーオフを狙うつもりで臨むでしょうが、もしそれが叶わないのであればスプリングシーズン中もしくはサマーシーズン前にでもYoungbackをチームに入れて再編するのもありだと思います。
Team Vitality
トップ: Lucas “Cabochard” Simon-Meslet
ジャングル: Duncan “Skeanz” Marquet
ジャングル: Lee “Mowgli”Jae-ha
ミッド: Aljoša “Milica” Kovandžić
キャリー: Markos “Comp” Stamkopoulos
サポート: Jakub “Jactroll” Skurzyński
コーチ: Hadrien “Duke” Forestier
Team VitalityはOrigenと同じく昨シーズンでは残念な結果で終わってしまったチームの1つでした。チームはYamatoCannonを加え、彼のリーダーシップの元シーズンをプレーしましたが、期待通りの結果が出せませんでした。その結果、ヘッドコーチのみならず他のトッププレーヤー二人が代わりました。そこでSplyceで優秀なレコードを保持するDukeを新たにチームのヘッドコーチとして迎え、プレーヤーサイドではMilicaとCompを補充しました。中でもMilicaが恐らく話題性と期待性のある存在だと思います。何故かというとMilicaがカバーするポジションがLCSへ転籍したJiizukeが担当していてその穴は大きいからです。このチームはもし他のチームが前評判通りのパフォーマンスを発揮できなければプレーオフまでいけると思いますが、このチームが経た変化、それは経験豊富なプレーヤーが抜けてしまった事やコーチングの隙などがチームに重くのしかかっています。もちろん新しく補充したメンバーはある分野ではトップスキルを持っていますのでそれが救いでもありますが、残念な事かもしれませんが今シーズンは良くて7位でしょう。
SK Gaming
トップ: Toni “Sacre” Sabalić
ジャングル: Kim “Trick” Gang-yu
ミッド: Janik “Jenax” Bartels
キャリー: Jus “Crownshot” Bartels
サポート: Dino “LiMiT” Tot
コーチ: Petar “Unlimited” Georgiev
Team Vitalityと同様SK Gamingもサマーシーズンを残念な結果で終えてしまい、その結果チーム内のヨーロッパ人の中でもトッププレーヤーのSelfmadeを失ってしまいました。彼は新生Fnaticに移籍し、代わりに経験豊富なTrickが加わります。少なくともスプリングシーズンでは勝候補チームとは言い難いですが、スターティングメンバーも前年とは違うプレーヤーに代わり、新たに移籍してきた面々はみな有望なのでゲームプランさえ板につけばプレーオフまで勝ち残る事も十分可能だと思われます。
MAD Lions
トップ: Andrei “Orome” Popa
ジャングル: Zhiqiang “Shadow” Zhao
ミッド: Marek “Humanoid” Brázda
キャリー: Matyáš “Carzzy” Slavery
サポート: Norman “Kaiser” Kaiser
コーチ: James “Mac” MacCormack
Splyceから改名したのがMAD Lionsです。改名というとなんだか仰々しく、どこかに売られたのかと思いがちですが、チーム名だけ変わり後は何も変わっていません。たくさんの人がなぜワールドチャンピオンシップまで出場したこのチームが本サイトの予想ランクで9位に位置付けられているのか不思議に思うかもしれませんが、それは他のチームが各方面から補強されているからです。もちろん移籍など新メンバーが加入したからといって必ず強くなるというのは現実的ではありませんし、補強面から見るとMAD Lionsはある意味後手に回っていると思います。昨年の激戦を経験したプレーヤーはHumanoidしかおらず、OromeはサブプレーヤーとしてでしかLECを経験していません。なので、このチームはほぼ全員が新参者と言っても過言ではなく、プレーオフまで進めるか正直怪しいです。恐らくスプリングシーズンはこのチームにとって経験を積む期間であり、シーズン中は下位層をさまようでしょう。
Misfits Gaming
トップ: Danny “Dan Dan” at Le Comte
ジャングル: Ivan “Razork” Martín Díaz
ミッド: Fabian “Febiven” Diepstraten
ミッド: Ronaldo “Ronaldooo” Betea
キャリー: Yeah, "Bvoy" Yeong-hoon
サポート: Petr “denyk” Haramach
コーチ: Alejandro “Jandro” Fernández-Valdés
Misfits Gamingにとって前の年はチームとして固まりきれなかった時期でした。それを踏まえ、今回はコーチを含めプレーヤーもほとんど刷新しています。チームのスタープレーヤーであるFebiven、今シーズンよりDan Danをスターティングメンバーに昇格させトップに配置しました。新しいプレーヤーには中国LPLとラテンアメリカLLAでプレーした経験を持つ韓国のBvoyが加わりました。彼は間違いなくLECの中でもトッププレーヤーになる潜在的な候補だと思いますが、チーム内では彼が唯一の韓国人でこれまでのLECでは韓国人プレーヤーが1人だけで良い結果を出しにくい傾向にありますが、他の新規メンバーの存在感を高める事ができればプレーオフまで行くことができるかもしれません。

 

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Katsuhiro

2020年 5月 13日

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